脳梗塞入院生活（2月17日）

2月17日
一夜明けました。普通に目覚めましたが、天井をみて分かったのがガラスが割れたような風景は無くなったのですが、物が複数にみえることは残っていました。また左の手足が力が入らないのが実感しました。この時体に心拍数を測る装置が取り付けられていました。心拍数の変化によって看護師が来るようになっているようでした。
後できづいたのですが、最初の病室は緊急用のもののようで重症の方（症状が安定しない？）が入院しているところでした。私もそれほど悪いのかなと思いました。周りには意識がない（失語症）の方や、排便コントロールができなく看護師の介助が必要な方が同室でした。

朝、担当医及び昨日の救急医が診にきてくれました。以外と元気そうとの感想をいただきました。
寝ながら目をつぶって両手を挙げてくださいといわれました。無意識ですがやはり左手が下がっていました。これは足についても行われました。その際に呂律に関しては昨日より悪くなっているような気がしていました。舌が痺れる感じも大きくなっているような感じをしていました。まためまいがし始めていました。
（手足の観察は１週間続いています。脳梗塞などの判断基準のようで、健康な人でも隠れ脳梗塞を見極めるポイントのようだと後で知りました。）

左の手足について触られたとき感じがあり、ぎこちないですが動かせていました。障害が残ろうと少しても動けるようにと自主リハビリをこっそりとやっていました。手でグーパーを繰り返したり、腕の筋肉のためにベッドの手すりをつかみ屈伸運動を行ったり、足の上げ下げを行っていました。ただその時に心拍数があがって看護師がかけつけ何をやっているんですかとお叱りをうけました。それでも心拍数が上がらないようにやっていましたが看護師も仕方ないなという受け止め方をしていたようでした。

1日中点滴につながれていましたが、治るためと辛抱していました。ただ暇だったので携帯をさわろうとしたら、物が2重に見えるため操作が困難でした。あとバッテリーも無くなってきているので諦めました。
医師の話では脳梗塞は再発率が高く、症状がよくなった後に2日から３日後に症状が悪化することもあるので最低２週間の入院期間が必要との説明がありました。診療計画では1～２ヶ月となっていました。


私はトイレ等にもナースコールをして看護師さんに車椅子に移動させてもらい、トイレまで押してもらいトイレでの見守りを受けていました。看護師さんには感謝とともに大変な仕事だなと思いました。

昼に食事がでました。私の場合は最初の食事ということで嚥下や咀嚼の問題もあると推定されていたのかお粥がメインで他のおかずも基本は細かくきってあるものでした。塩辛いものが好きだった私ですので味気がなかったです。

午後に時間があったのでこれからどうするかということを考えていました。

・仕事の問題
定年を迎えた後の再雇用（契約職員）でしたので、休職制度、病休はあるけど無給でした。
これからどうなるかわからないから、給与だけでも確保ということで年次休暇での休もう
と決めました。39日ほどあったので週４日勤務で約10週（約２ヶ月）休める。
最初は２週間のお休み　状態をみてあと2週間のお休みということにしよう。
ただ３月が更新月なのでどうするかはありますが。
連絡は呂律が回らないので妹に頼もう

・家の問題
年老いた母の問題があります。買い物　ゴミ出し等は私がやっていたのでその手当
あとは一人にすることの不安　妹に頼むしかないな

・その他
車の新車契約についてキャンセルしなければならないので、やはり呂律が回っていないので
これも妹に連絡を頼もう

あとは日常生活に関して下着等などが必要なので（他は病院のケアセットを注文しました。寝巻タオルティシュ食事道具などが含まれていました。）妹に頼もう。
あと時間潰しのための携帯のバッテリー　本などを頼もう

夜　妹がきました。一回母のいる家に寄ってもらっていますが、やはり母は大分パニックっているようでした。妹はそれなりに伝えているようでしたが、大変なようでした。母としても自分が動けないジレンマもあったのでしょう。

会社のこと車のこと　あと下着、バッテリ　本などを妹に依頼しました。後日に聞いたのですが、私は呂律が回っていないだけでなく、顔の左側が垂れさがっている状態であったと妹に聞いています。その情報を妹から聞いたのか、おふくろは近所の人に左側が垂れているけどもうすぐ退院すると話していました。（垂れていたのは多分３日目までだったのかな。複視がなくなった後は鏡をみていました。おふくろにその後が伝わっていなかったのか、認識が固定していたようです。）
当分の下着ということでコンビニから買って妹にいただきました。

妹が帰ったあとはこれからの人生を考えていました。障害者手帳をもらうことになるのかな等　また家の売却をして妹におふくろの面倒をみてもらうかなとも考えていました。

明日からはとにかく病気を治すことに集中しようと思いました。